あおやぎブログ

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やぎぶろっ!

音楽・映画・本(雑談、レビュー、コラム)

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かえってきたパンクヒーロー ~Hi-STANDARD 再始動~

コラム

本日音楽界にビッグニュースが届いた。

「ハイスタの16年半ぶりの新譜がCDショップにある!」ということだった、初めは半信半疑でそれを見ていたが、どうやら情報に偽りはないようだ。

 

・ゲリラリリースによる影響

 日本におけるパンクロック界のパイオニアである彼らが、突然の新作リリース。これに世間は熱狂し、CDショップに立ち並ぶ人が大勢いた。今朝のニュースで、その影響力について観た。CDショップで新作に長蛇の列ができることは、最近ではとても珍しいとのこと。

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・デジタル化

  特に最近では何らかの特典がない限り、CDというパッケージを購入する人が減少している。それは、音楽のデジタル化によってダウンロードが主流になってきたということもあるし、CDショップに赴く必要性を感じない人が増加してきたということもある。デジタル化が進むということは、便利になるということだ。実際自分が動かなくても自宅に商品が届くならそれより便利なことはない。

 

・ハイスタは何がしたかったのか

 しかし、ハイスタはそうはしなかった。突如予告なしにCDショップに新作を陳列するということは、そこに足を運んでほしいという作り手側の意図がある。

 実際にCDショップに足を運んでみればわかるが、CDショップには様々な売り手の工夫がこらしてある。ポップが置かれていたり、関連ある作品を隣に置いたり、プッシュしたい作品を目立つところに置いたりといった具合である。

 確かにデジタルの場合においても、さまざまな工夫により、本来の目的以外の商品を知ることはあるだろうが、CDショップでは、人間の温かみを生で感じることが出来る。そのことをハイスタは教えてくれているのではないだろうか。

 

・ハイスタンダードというバンド

 正直言って私は、ハイスタンダード全盛期に育ってきたわけではない。そのため彼らの活躍をリアルタイムで目撃してきたわけではない。だが、私がロックバンドのライブを観に行くと彼らが巻き起こしたパンクロックの潮流を感じることができた。

 彼らと肩を並べて、音楽を鳴らし続けてきたAIRJAM世代と呼ばれるバンドから、彼らの音楽に影響を受けた若手バンドの姿をたくさん観た。もちろんハイスタのメンバーである、難波章浩(vo,ba)横山健(Gt,Cho)恒岡章(Dr)の演奏している姿や声も聴いた。

 

 ハイスタとしての活動がない間も鳴らし続けてきたサウンド。

その根幹にはハイスタがある。活動再開の時期も不明瞭で、どの程度地に足を着けた活動をしていくのか彼らの主催であるAIRJAMや昨年の尽未來際、POWER STOCKへの出演なども今後の活動を確約するものではなく、靄がかかっていたが、新作リリースによって完全復活の道を辿ったといえる。

 

 メンバーが個々としても十分活躍してきた彼らがおよそ16年半もの沈黙を破って発売した本作「ANOTHRER STARTING LINE」。訳すと「もう1つのスタートライン」。f:id:aoyagiblogchang:20161018132938j:image

突然の活動休止を発表した彼らの新しい始まりを感じるタイトルだ。

彼らの音楽がこれからも私たちリスナーの胸を震わせ続けることは間違いないだろう。