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最Ψ最高調!レビュー

でんぱ組.incの新作「最Ψ最高調!」のMVが公開された。

 

youtu.be

内容は2011年から2019年の活躍の背景には、メンバー自身の超能力が関わっているというもの。監督は「アキハバライフ」「くちづけキボンヌ」などでんぱ組のMVを数多く手がけている映像ユニット「BOZO&YGQ」が担当した。さらに今作はアニメ”斉木楠雄のΨ難”の2期OPとしても使用されている。

 

楽曲について

  まず楽曲情報についてまとめると、今回の作詞作曲は、今でもライブ定番曲である「バリ3共和国」「ファンファーレは僕らのために」なども手掛けた浅野尚志。

かなり信頼のおける人選だ。

 でんぱ組.incがパッケージとしてシングルを出すのは、「あした地球がこなごなになっても/アキハバライフ」以来約1年2か月ぶりとなる。

 さらに同封として、既に配信リリースされていた”斉木楠雄のΨ難”の1期ED「Ψです I LIKE YOU」とチャットモンチーの元メンバーである作詩家、高橋久美子が作詞を務め、「惑星☆聖歌 〜Planet Anthem〜」「ムなさわぎのヒみつ?!」も手掛けた三好啓太が作曲を担当した「待ちぼうけ銀河ステーション」が収録される。

高橋久美子と三好啓太がタッグを組んだ作品にも大いに期待が高まる。

 

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では、実際の曲についてはどうだろうか?

まず、「最Ψ最高調!」は萌えやアニメ声に主眼を置いた「でんぱソング」ではない。このことは今に始まったことではないから驚きはない。何年も前のでんぱ組の活動を知っている人からすれば、でんぱらしくないと感じる部分だ。

私自身も「でんぱソング」の明確な定義を理解できないのだが、BPMが早く、歌詞が休む間もなく歌われていればそうなのか。シンセサイザーを利かせていればそうなのか。

そうはいっても過去に主流としていた曲調と大きく異なることは事実だ。

 

 「でんぱーリーナイト」や「おつかれサマー/ムなさわぎのひみつ?!」の頃から多用されるようになったブラスセクション・ホーンセクションに重点がある。これによって、曲全体がハッピーな印象になる。そこに壮大な冒険を連想させる。

 

 高速のBPMとめまぐるしく変化する曲調、それにマッチしたハイトーンボイスが彼女達らしさであり、でんぱ組らしいと言われる1つの根幹となっている。

RAPも落ちサビもあり、曲としての面白さがふんだんに盛り込まれている本作はその期待を裏切らない、スピード感と多幸感に満ちた作品だといえる。

 

MVの内容

 楽曲について一通り述べたところで、今回のMVの内容に触れていきたい。

2011年から2019年まで、すなわち暗い過去から明るい未来への展望を描いているのが本作の特徴といえる。時が経つにつれて彼女達の活動も拡大していき、普遍的な人気を誇るようになった。明るい曲調と真逆の今までの苦労の歴史が鮮やかな対比となっている。

過去のインタビューでメンバーが話していたが、本作のMVの歴史の部分は、でんぱ組にとって大きな転機になった出来事だ。まずは、原宿アストロホールでのワンマン最上もがと藤崎彩音が加入し、跡部みぅが脱退)アイドル横丁杯の優勝、そして日本武道館でのワンマンライブが一気に描かれている。

 

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ここまで歴史を描いたうえで落ちサビの歌詞

「インチキ、イカサマしなくても、ミラクルは降ってくる。」

でんぱ組.incとして活動していくなかで、出会っていった仲間。旧メンバーや支えてくれた人たち。メンバーである古川未鈴相沢梨紗夢眠ねむ成瀬瑛美、そこに加わった最上もがと藤崎彩音

新メンバー2人を迎え入れ、多くの人と出会い、快進撃を続けることそのものが偶然だけでない、超能力のようなミラクルかもしれない。