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2016年ベストアルバム10

2016年に発売されたアルバムを10枚選んでみました。

 

思ったより長くなってしまいましたが、何が選ばれたかということだけでも見て頂ければ幸いです。

 早速発表とレビューを投稿していきます。

 Dizzy Beats  / Dizzy Sunfistf:id:aoyagiblogchang:20170103165132j:image

Dizzy Sunfistの待1stフルアルバム。3人組メロディックパンクバンドである彼らは最近、SATANIC CARNIVALやHAZIKETEMAZARE、京都大作戦などにも出演し、大型フェスでもすっかり顔なじみとなった。今年本作を引っ提げた全国ツアーも敢行し、圧倒的な成長を感じた。

前作のミニアルバムSUPER DELICIOUSはライブ定番曲も多く、お気に入りのアルバムであるが、今作はそれに劣らない出来栄えだと思った。特に本作のリードトラックである『DizzyBeat』は成長し続ける自身の代名詞のような楽曲となっており、その完成度も高い。さらに『Piece Of Cake』、『Tonight,Tonight,Tonight』などはキャッチーで普段全英語詞を聴かない人でも入りやすいと思う。

持ち前のメロディックサウンドで次世代パンクバンドを牽引する存在になる期待を感じさせる1枚だ。

 

WWDBEST / でんぱ組.incf:id:aoyagiblogchang:20170103165139j:image

でんぱ組.inc初のベストアルバム。アイドル界のみならずコアなロックファンをも虜にするサウンドで進撃を続けてきた彼女達の待望の新作は、代表曲はじめ初収録の新曲まで網羅した3枚組。

2011年12月25日の初ワンマンLI VEから5年、日本武道館代々木第一体育館2daysでの単独公演を成功させ、国内のみならず海外の大型フェスにも出演してきた彼女達の伝説的な快進撃に伴う成長が垣間見える出来栄えとなった。

今夏のアルバムを語るうえで欠かすことができないのが、新曲である『WWDBEST』だろう。本楽曲は作詞に、前山田健一、畑 亜貴、meg rockかせきさいだぁ只野菜摘、NOBEの6名を迎え、作曲には玉屋2060%、浅野尚志、釣 俊輔、Tom-H@ck小池雅也の5名を迎えた。これだけでも驚きの内容だが、さらにMVは、でんぱ組.incのMVを手がけてきた、志賀匠、スミス、田辺秀伸、鶴岡雅浩、BOZO&YGQ、山崎連基の監督6による合作である。

過去の伏線を回収していくかのような歌詞とメロディーと映像は涙なしでは見ることができない。さらに未音源であった、『君も絶対に降参しないで進まなくちゃ!!』が収録されたり、過去のアルバムの5人時代の楽曲を録りなおした曲があったりと、初めて手に取る人も、ファンもマストのアルバムであることに間違いない。

 今年に幕神アリーナツアー(幕張公演1月6日,8日9日。神戸公演1月14日,15日。日本武道館1月20日)を行う。辛い過去を背負い、未来に向かって進撃を続ける彼女達のさらなる躍進が楽しみでならない。

 

SO YOUNG / LONGMANf:id:aoyagiblogchang:20170103165149j:image

四国・愛媛が誇る男女ツインヴォーカルメロディックパンクバンド、LONGMANセカンド・フルアルバム。正直最近の若手バンドはどれも似たようなものが多い。覚えやすいサビ、ハイトーンボイスにダンスビート。とりあえず、どのバンドもそんな感じだ。

このバンドは、メロディックツインヴォーカルという形でありながら、王道のメロディックサウンドをうまく取り入れた楽曲が多いところだ。若い人にとってはキャッチーで聴きやすいメレディックパンク、ベテランのリスナーにとっては懐かしさを覚えつつ、新たなパンクの潮流を感じることができるアルバムとなっている。

最近、混声ヴォーカルとしてここまで勢いのあるバンドを観たことがない。その音楽性は幅広い世代に受け入れられるはずだ。

そして本作収録の『Back Home』では初の地上波出演を果たすなど、今ホットなバンドの1つといえる。一層の活躍を期待して、今後の動向に注目していきたい。

 

STOP THE WAR / HEY-SMITHf:id:aoyagiblogchang:20170103165222j:image

言わずと知れたスカパンクバンドHEY-SMITH。近年の彼らは、2人のメンバー脱退を経験し、一時はバンド存続の窮地に立たされた。そこに、YUJI(B/Vo)が加入、それからイイカワケン(Tp)、かなす(Tb)を迎え、5人から6人編成に生まれ変わった。この改編は楽しみでもあったが、不安も大きかった。というのもヘイスミは、今までのサウンドだけでも相当なクオリティを持っていたため、それを越えられるのか、それが変わらないのかという思いがあったからだ。

だが、本作を聴いたとき不安から期待に変化し、未来へと新しい道を切り開き進んでいく様子が浮かんだ。6人編成に変わったことで音としての表現の幅が圧倒的に増加したことはもちろんパフォーマンスの面でも、観る楽しさというものが増えた気がする。今回のアルバムは確実に今までの彼らの良さを増幅させていた。

本作をひっさげた全国ツアーで全国各所を回り100を超えるライブを行った。そのライブを生で観て感じたことは本作で彼らは更なる高みに到達したということだ。リードトラックである『Stop The War』は既にライブ定番になり、キッズが求めてきたサウンドと曲の展開が盛り込まれていることに感動した。他にも『2nd Youth』,『Dandandan』などアッパーなスカパンクがふんだんに盛り込まれている。

間違いなく2016年の名盤といえる出来だ。

 

ソルファ2016 / ASIAN KUNG-FU GENERATIONf:id:aoyagiblogchang:20170103165236j:image

 もはや説明の必要もない彼らの代名詞ともなったソルファを再録リリース。それだけでも前例のない出来事だけで衝撃は大きかった。さらに凝ったアレンジも特になく現在のアジカンで演奏しただけという本作。曲によって微々たる変化はあるが、確実に今のアジカンの良さが凝縮されている。本作に関するインタビューでも語っていたが、前作のソルファそのものが60万枚を超えるセールスを記録している時点で今更録りなおさなくても…と思うところがあったという。しかし、今回のアルバム再録が御垂らした効果は、ソルファをリアルタイムで聴いていた世代の追懐の思いであったり、今のアジカンしか知らない、もしくは初めてアルバムを通して聴いたりするリスナーをも納得させたと思う。それだけでも意味はあった。常に現状に満足せず、向上心をもつ彼らだからこそ、自身最大のセールスとなったアルバムを再録という形でリリースし、今後の活動に生かしていくということだ。そこには過去との決別や、自身との対峙という意味含まれているかもしれない。

そして彼らは今年1月に武道館公演を予定しており、今なお成長し続けるアジカンが観られることを期待している。

 

The World’s On Fire / MAN WITH A MISSIONf:id:aoyagiblogchang:20170103165241j:image

お茶の間にもすっかり浸透した5狼組バンドの通算4枚目のフルアルバム。

今回の収録曲は全13曲だが、そのうち8曲がタイアップ付きということだけでもこのアルバムの完成度が伺える。大ヒットとなった『Raise your flag』を筆頭にポップでありながら、洗練されたロックはもはや説明不要。

ミクスチャーロックという体裁を保ちつつ、メロディーからサビへの展開が全体を通して分かりやすい。コアなロックファンではないライト層にとっても、サビが覚えやすいというのは重要な要素となっているし、それでいて本格的なロックサウンドをかき鳴らすという非の打ち所のなさ。多くのリスナーが食いつきやすいような要素をフレーズに盛り込んでいる。

あまりキャッチーすぎると、大衆向け音楽という感じがして、あまり好きになれないというのがコアファンの意見であるが、ミクスチャーサウンドやラップ、高速のリフを生かしたヘヴィなサウンドと切れ味がまとまっているから、コアファンも離れない。そんな音楽であるから幅広い世代に定着するのだと思う。世界レベルで通用するバンドである彼らのアルバムは必聴である。

 

TO A PERASON THAT SAVE SOMEONE / The BONEZf:id:aoyagiblogchang:20170103165247j:image

PTP+RIZEというモンスターバンドのThe BONEZの2年2ヶ月ぶりのリリースとなる3作目。多くのリスナーがアルバムを通して聴くということがめっきり減っている近年において、本作は最初から最後まで通して聴くべき、まさに捨て曲がないとはっきり言える。だからこそ、時間を惜しむことなくアルバムを通して最初から最後まで聴いてほしい。

まず分かることはThe BONEZというバンドの楽曲の振り幅の大きさ、表現力の多さだ。メタル、ハードコア、ミクスチャー、メロディック、エモと挙げだしたらキリがないくらい様々な要素を盛り込んでいるということを聴きとることができた。

さらに前作から今作に至るまで多くのライブを経験し、バンドとしての形や方向性も固まっていった。そのメンバーとしての注目度だけでなく、実力に相まってフェスには欠かせない存在となった。

JESSEはRIZEの活動も行いながらBONEZでこんなにも純粋にカッコいいと思えるアルバムを創るのかと驚いた。

中身について触れると。個人的には『Friends』がBONEZらしさを如実に表した1曲だと思う。MVでは日本語詞へフューチャーした内容となっているだけのこともあって、とにかく歌詞が良い。言葉にして直接言えない気恥ずかしいことを英語詞で代弁しているこの歌は共感する部分も多いはずだ。その良い意味でキラキラした感じが、BONEZらしいと思うところだ。

様々な要素を取り揃えた本作を聴きとおし、最後の『Waking Up』という壮大なエンディングに向かうまで飽きることなく楽しませてくれる1枚だ

 

ノイジーマイノリティー / ヒステリックパニックf:id:aoyagiblogchang:20170103165252j:image

ラウドポップの新境地を開拓したヒスパニ。シングルとして発売された『シンデレラシンドローム』をはじめ、『Adrenaline』、『なんてたってラウドル』など踊れるラウドを研究しつくした破壊力抜群の1枚。踊れる、アガれる曲ばかりで、今年のバンドとしての充実ぶり、革新的で、斬新なバンドスタイルを貫いている。

初めて聴いたときは高音のヴォーカルとデスボイスのミスマッチ感を感じるかもしれないが、聴いていて純粋に楽しめるし、こんな音楽があるのかと驚くはずだ。それくらい斬新な音楽性を持つ彼らは、今年トレジャーやメリロへの出演も果たし、さまざまな大型フェスにも出演する勢いを見せつけた。さらにはシングルとしてもリリースされ、本作にも収録されている『シンデレラシンドローム』で地上波の音楽番組に出演し、大きな反響を呼んだ。

これからも進化し続けるバンド。そして切り開いたラウドポップ。彼らがそのジャンルを開拓し続け、パイオニア的な存在になることを確信させる1枚だ。

 

THE BEAUTiFUL PEOPLE / SiMf:id:aoyagiblogchang:20170103165257j:image

 レゲエパンクという独自のジャンルを切り開いてきたジャパニーズラウドロックの代表格ともいえるSiMによる2年半ぶりのフルアルバム。

 フェスの常連というだけでなく、彼らの独自性は群を抜いている。それは活動からもわかる通り、近年では自らが主催のフェスDEAD POP FESTIVALを成功させたり、さいたまスーパーアリーナでのワンマン、さらには日本武道館でのワンマンを行ったりと常に前衛的であり続けるバンドだ。特に武道館は最初で最後のと銘打っており、自身の活動拠点はあくまでもライブハウスだという彼らは武道館をもクラウドサーファーで埋め尽くすという自身のスタイルを貫いたライブを行った。

 その圧倒的なパフォーマンスと楽曲のクオリティから世間のみならず、バンドからの信頼も厚い。その注目度の高さから地上波で『MAKE ME DEAD』を披露したことも記憶に新しい。完成度の高いアルバムを創り続ける彼らは悔しいほどに、非の打ち所がない。

 

METAL RESISTANCE / BABY METALf:id:aoyagiblogchang:20170103165302j:image

日本のアイドル市場はめまぐるしい変化を続けている。いわゆる坂系、ハロプロなどの大手アイドルグループ以外はアイドルという形式に何らかの付加価値をかけることが主流となった。そのなかでここまでの成功を観たことがない。そもそも彼女達をアイドルとくくってしまうこともおこがましいほどだ。

ビルボードで総合39位を獲得、UKウエンブリーに日本人初登場、ワールドツアーの敢行、レッチリの前座など簡単に挙げただけでも、その活躍は日本のアーティストが願ってもかなわないことばかりだ。

今年に本作の発売が決定したとき相当な期待があった。結果は上に挙げたような活躍に繋がったわけだが、なんといっても前作BABYMETALが想像以上の良盤だったこともあり、それを超えらえれるのか…?ともおもった。

だが今回のアルバムは、メタル界のオールスターのオマージュ要素を含む傑作。具体的に名を挙げるなら、DragonFoece、Issues、METALLICAなどの要素を盛り込みつつ、ベビメタ流にアレンジする圧倒的力量を魅せつけられた。

2016年に発売されたアルバムのなかでも傑作に近い1作となった。

 

以上10枚が2016年のベストアルバムとして発表してきたわけですが、今回は選出の都合上フルアルバムのみをフォーカスしました。

形式にこだわらないならば、2016年活動再開を果たしたハイスタ。最も飛躍したWANIMAなども捨てがたい存在だったと思う。他にもフォーリミKEYTALKなども注目度が高かったし、リベリオンNUBOアイリーンテンフィもよかった。

ジャンルを変えればバンドじゃないもん!BiSH欅坂などはアイドルのなかでも驚くほどレベルが高かった。さらに、BiSBILLIE IDLEぜん君まねき虹コンベボガも昨年に大きく飛躍したグループだと思う。

 

長々と述べてきましたが、良い音楽とか面白い音楽は他にもたくさんあると思います。

今回の記事を参考までに読んでいただけたらと思います。

それでは!