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伊藤政則の遺言Vol.10

3月5日、伊藤政則の『遺言』に参加してきました。
 遺言とは、日本のHR/HM評論の先駆者である伊藤政則氏が、体験したロックの歴史を聴くというイベントです。聞き手としてBURRN!編集長の広瀬和生氏が出演し、今回で第10回目を迎えました。

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ウドー音楽事務所HPより

 

以下、イベント情報

2018年3月5日(月)
開場 18:30/開演 19:00
文京シビックホール 小ホール
【料金】2,000円(座席指定・税込)
※未就学児童入場不可

 今回は、トーク終了後に、伊藤政則氏とのツーショット撮影会を実施されるので早めに現地入りしました。

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 ところが、開場30分前にも関わらず全然人が見当たらない…開場10分前になって物販購入希望の人の列を作り始めたところで人が増えてきました。

どうやら全体的に参加者の年齢層が高いこともあってかあまり早く行動しないようです。

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 当日『遺言』グッズ販売ブース、およびタワーレコードブースにて、商品を購入した人、先着50名にツーショット撮影会参加券が渡されます。参加券は一人1枚。
  

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 物販は、会場限定のグッズがあったり、書籍があったりと充実しています。何にでも特典が付くのは嬉しいです。

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会場限定のTシャツ。他にもいろいろなデザインがあり、Tシャツの他にパーカーもありました。

 物販を購入して席に着き、開演時間になると広瀬和生氏が登場し、続いて、伊藤政則氏が登場しました。2人が登場すると拍手が起こり、トークがスタートしました。

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(J列から撮影)

 

 イベントが始まると、質疑応答コーナー用に回収された質問について応えました。

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 取り扱った質問は「Bon Joviがロックの殿堂入りしたことについて」と「Judas Priestの来日公演はあると思うか」の2つ。

 2018年BURRN!4月号の『断言』にも記載されているJudas Priestのグレン・ティプトンについて触れました。MR.BIGのパット・トーピーがパーキンソン病による合併症で亡くなり、音楽界を騒がせているなかグレンがパットと同様のパーキンソン病が悪化しツアーへの参加が困難になったという知らせを立て続けに聞いたため、精神的に応えたと伊藤政則氏は話していました。

 伊藤政則氏の番組「POWER ROCK TODAY」でもこの話題については詳細に触れ、ロブ・ハルフォードへのインタビューも紹介されていました。
 グレンが自身ではなく、バンドを優先して今回のツアーから退いたことや新たにアンディ・スニープを迎えたこと、グレンが何時間も前に会場入りして、一人でパーキンソン病と闘いながら指が動くようになるまで何度も練習を重ねていたことなど、、、これらの出来事は、今後も語り継がれていくべきロックの歴史『遺言』なのだと感じました。

 上記2つの内容で相当時間を使ってからいよいよ本題である「伊藤政則氏が1974年の初渡英で観たなかでまだ具体的に語られていないバンド10組」を中心に話していきます。

 UFO、Camel、Thin Lizzy、HEAVY METAL KIDS、STRYPER、Sensational Alex Harvey Band、ESPERANTO、BECKETT、Refugee、Hustler、Traffic、JACK THE LADなどがどんなバンドかを語っていきました。

 淡々と歴史を語るのではなく、少し話を脱線させながら、ユーモアを交えて語られる遺言は、参加者を時に笑わせたり、驚かせたりと「いつまでも聴いていたい」と思うものばかりでした。

感想
「当時の体験は、音源や動画サイトで観る何百倍も得るものが多い」と講演中に伊藤政則氏が話していたように、当時の体験は後追いでは決して得ることができない貴重なものであると今回のイベントに参加し改めて感じました。
 そして、貴重なロックの歴史を語り継ぐ先駆者がいる環境に改めて感謝し、「これから自らが経験した体験を語り継ぐことができる人物があとどれほどいるのだろうか?」と考えさせられました。

「ネタはいくらでもある。何回でも続けていきたい」という伊藤政則氏の言葉を楽しみに、これからも『遺言』が開催され続けることを願っています。